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カレン素数の日記

1000文字程度の文章をぼちぼち更新しています。暇つぶしの読み物にどうぞ

大学での友達作り

別に必死になんなくても友達くらいできるでしょ〜って思って大学に入学した2018年4月。

ところがどっこい全然できない。

高校3年の時同じクラスだった子が私の他に2人、同じ大学同じ学部同じ学科に入学した。もう記憶が薄れているけれど、最初の1、2週間ほどは確かその子達とずっと一緒にいた気がする。

そりゃわざわざ既に仲良しの3人組に声をかける人がどこにいるのかという話である。1人で声をかけるなら1人でいる子に話しかけるだろう。

 

しかし授業がだんだんしっかり始まっていく頃に、私たち3人は離れ離れになっていった。学科全体が3クラスにわかれるのだが、3人それぞれ別のクラスになってしまったのである。

 

1クラス140人くらいで大教室に集まる授業があった。高校の友達と分かれてすっかりぼっちの私は、思ったほど「友達を作ろう!」みたいな気が湧かなかったのだが、一応女の子が周りに多い場所を見つけて、3人席の1番端に座った。

後ろの列には真ん中ひとつあけて両端に女の子が2人座っていた。私は特に挨拶もせずに座ったと思う。

少しして、私の横の席に可愛い女の子がやってきた。どうやら元々後ろの席の2人と知り合いだったようで、その可愛い子は私に隣座ってもいい?みたいなことを言って後ろの子達同様に真ん中1席をあけて席に着いた。

その時の私の心境としては、「やばいな〜3人知り合いかよ〜私の存在めちゃめちゃに邪魔やんけ〜」って感じだった。すごく申し訳ない気持ちだった。

 

授業が始まって少しした時に、1席空けた向こう側に座った女の子が声をかけてきた。暇だね〜みたいな話をされて、名前を聞かれて、という程度だ。ボソボソと喋っていたら女の子が空いてた真ん中の席に移動してきた。

心臓がぎょえっと驚いた。数言かわしただけの可愛い女の子がすぐ隣にやってきたのである。思わず心の中でこのことをTwitterにあげなければと思い、140文字ギリギリになるように必死に考えるなどした。少し寄れば肩が触れるような距離で、パーソナルスペースのめちゃめちゃ広い私は急に「男子校育ちで今まで女の子と喋ってこなかった陰キャの男」になってしまった。表面に陰キャを見せまいと私は頭を高速回転させてコミュ症を押し込み、笑顔で楽しそうに喋ろうと意識した。

何を話したかはすっかり忘れてしまったけど、現在その女の子とすっかり仲良しである。後ろの席に座っていた2人とも仲良くなった。いつもお昼ご飯を食べるメンバーの3人である。後々仲良くなってからこの話をしたらその可愛い女の子は「私、陰キャめっちゃ好きなんよ」と言っていた。バレていた。

 

しかし、よくよくこの「女の子突然話しかけ席つめ事件」を考えてみる。

これがもし、全然可愛くない、身なりに気も使ってない女の子だったらどうだったろうか。

これは可愛い女の子だからよかったのではないだろうか。

もしどすっぴんで服がダサい髪の毛ゴワゴワの女の子が話しかけてきていたら。席を詰めて隣にきていたら。

大変申し訳ないが、私は多分、友達にならなかったと思う。

これは「可愛い女の子」だったから全てが成り立ったわけで、その前提が崩れてしまったら全く話にならない。

 

つまり何が言いたいのかというと、

「友達作りには可愛い顔面(せめて気を使った身なり)が必要!」ということである。

元も子もない話だが、実際そう思う。

 

ただ、テキトーな身なりの人にはそれ相応の人が寄ってくる。ぼっちになることはないかもしれない。やっぱり人間というのは同じ層の人間と仲良くなるし、自分よりちょっと上の人間と仲良くなりたいと思うものである。(私に話しかけてきた彼女は「陰キャが好き」という特殊形態だったけれど)

 

私の場合はその喋りかけてくれた子や後ろに座っていた子、高校の友達の友達、とかからどんどん繋がっていって、随分友人が増えた。あと体育の授業は否が応でも人と喋らざるをえないので自然と知り合いが増えていく。

 

大学というのは自由だけれど、案外1人で生きていくのは厳しいものがある。授業を休んでしまった時にテストの範囲を言ってたとか課題が出たとかはよくある話で、テスト前困った時に頼れる友人がいるのもまた重要だ。

たくさんの種類の人間がいるところで、大勢の中から気の合う友人を見つけることは難しいかもしれない。でも案外大学を卒業してからもつるむ友人になることだってある。

会える時に多くの人と出会っておくのもひとつ、大学生ならではだろう。

 

この時代なら、とりあえずみんなインスタしてたらなんとかなるよ!!