忘れ物まみれの自分への対策
私はよく忘れ物をする。
その日使う授業のレジュメ、教科書にペンケース。そして1週間に1度はイヤホンを忘れる。これが意外と痛い忘れ物。
本当に酷いのは財布、スマホ、定期。絶対に忘れてはいけない3点セット。めちゃめちゃ困る。とても不便。
ここでは、「なぜ」忘れ物してしまうのか、ではなく、忘れ物をしてしまった場合、「どう切り抜けるか」に重きを置く。
よく、義務教育時代は「なぜ」を考えて、次回に活かせなどと言われるけれど、私はこれを正しいとは思わない。「なんで出来ないんだろう」「なんでみんなはできるのに、」というネガティブな思考に直結するからだ。
「なぜ」を考えることが重要である場面もあるかもしれないけれど、忘れ物においては正しくない。忘れ物はしてしまう、ならばその上でどうするか。これを考えるべきなのである。
私が忘れ物が多いのは小さい頃からだ。そのため、自分の注意力を一切信用していない。「自分は忘れ物をする人間である」ということを常に前提に置く。これが1番の対策である。
高校生の時は教科書をほとんど机に押し込んだまま毎日帰宅していた。いわゆる置き勉である。教科書を忘れないためにはこれが1番だ。
しかし、大学生となるとそういうわけにもいかない。私の通っている大学は個人ロッカーの類は全くなく、「置いて帰る」という力技が通用しない。
まあここで1度楽観的になってみよう。
教科書やレジュメくらい、忘れたって平気である。なんとかなるなる。ペンケースを忘れても、近くの席の人に借りればいいじゃないか。
はい、これで一件落着である。忘れ物をしてしまうのは仕方の無いことなのだ。ちゃんとしてる人だってたま〜に何か忘れることだってある。自分がダメなんじゃない。そういうものだから。
ただし、こう楽観的にいかない場合がある。
先にあげた、「財布、スマホ、定期」の3つだ。
まだ定期はいい。金を払えば学校にはいける。損しちゃったな、程度のことだ。まあ私は定期忘れたらその日は自主休講するけれど。
次に財布だ。遊びに行く時は忘れないけど、学校、バイトに行く時はしょっちゅう忘れる。お金を使わないならいいけれど、駐輪場に停めた自分の自転車は救出できなくなる。
でもまあ、その程度の金なら借りたら良くない?????誰かいるでしょ!友達の1人や2人!
って、楽観的な見方をするけど、マジのマジでどうにもならない時が稀にある。そういう時のために、いつも持ち歩く黒猫のもふもふポーチに、家の鍵とモバイルバッテリーに加えてSuicaのカードを入れている。仮に財布を忘れても、このポーチさえ持っていたらSuicaで大抵の支払いはできる。
しかし!私は馬鹿なのでSuicaに金が入ってない!!!!!!!
じゃあこの説明なんなの?と思うかもしれないけれど、Suicaはデポジットの払い戻しが可能である。つまりいざとなれば、返却してしまえばデポジット分の500円が手に入る。自転車は取り出せるし、そこそこなら最寄り駅に帰れるし、そこそこの食べ物、飲み物なら買えるお金だ。
ただし!!!
私を舐めてはいけない。私は財布を忘れる上にそのポーチさえも忘れるのである。バッグになんも入っちゃいない。
上にあげたように本当に酷い時はこれに加えてスマホを忘れるのである。なんちゃらpayなんて使えないのだ。
もうなんのためにバッグ持ってんの?逆になにが入っているの?
さすがに私だって空っぽのバッグは持ち歩かない。ないないづくしでもバッグに大抵入ってるのは、化粧ポーチである。
私は化粧ポーチに化粧品だけでなく、五百円玉とミンティアとアメちゃんを入れている。最低限のお金と最低限空腹を紛らわせられるもの。
忘れ物をしちゃう人間なら、事前に忘れ物をする前提で準備をしよう。どうやって気を付けよう、と考える前にまずは「自分は忘れ物をする」と受け入れること。そしたら出先で忘れ物に気付いても無駄な抵抗をせず、心を落ち着かせて、その上でどうするのが最善かを考えられる。
事前の準備としてはとにかく、「分けて持つ」ということ。特にお金。なにもかもお金が大事。なんなら持ってるバッグ全部のポケットに五百円玉を入れておこう。これだけで大抵のことはなんとかなる。プレゼンの資料とかもUSBだけじゃなくて色んなとこに送ろう。私はGmailの下書きに入れてる。パソコンは借りればいいし、ログインしちゃえばこっちのもんよ。
最後に。
心の持ちようがなにより重要。落ち込まないこと。楽観的になること。後悔しないこと。そもそも自分という人間性を理解して受け入れること。
忘れ物しちゃうのって、しょうもないことに思えるかもしれないけど、何度も何度も続くといい加減病む。私は頭がおかしいんじゃないか?ってなる。今ADHDとかの認知は広がってるし、私みたいな人は多いと思う。なんか生きづらい人たち。楽観的に生きていこうね。自分はダメじゃない。