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カレン素数の日記

1000文字程度の文章をぼちぼち更新しています。暇つぶしの読み物にどうぞ

話し方の極意

私は多分、そこそこに話せる方だと思う。

この間大学でプレゼンなるものをした。内容は本当に「なんでそのテーマ?」みたいなものだったが話し方でどうにかこうにか無理やりこじつけて落ち着かせた。

 

「上手く話す」ことに最も重要なのは、話す内容について確信を持つことと、自分への信頼だ。

話す内容に対して、確信を得ずにそのことを喋ってもただ文字が音となり空中をフワフワと漂うだけで、相手には伝わらない。

この説は正しい、だとかこの内容は絶対面白い、だとかとにかく確信を得ずしては始まらない。

そして内容だけではなく、自分自身にも絶対的な信頼を置くことが大事だ。自信、である。内容がめちゃめちゃであろうと、自信を持って、正しいと確信して話すことが重要なのだ。これだけで多少の内容の誤りなんかはもうわからない。意見を押し切れ。

 

プレゼンなんかだと、身振り手振りがどうのなんのと言われることが多い。確かにそれも重要だが、本質としては手を動かすことを意識するのではなく、ちゃんと内容を理解しながら相手にもその理解を伝えようとしながら「話す」ことが先にある。伝えようとしていたら、ついつい体が動くのだ。この順番を間違えてはいけない。「ここでこのグラフを指さす」などとあらかじめ決めておくのではない。話している最中に、ここのグラフに注目してほしいな、と思うから指をさす。

あとは声の強弱だ。大事な箇所を言う時は大きな声で、と一般的には思われるかもしれないが、私としては「大事な箇所に入る前置きの声を小さくする」ことを意識すべきだと思う。

そうすれば声を張る必要なく強弱をつけられる。私はデカい声を出すのが本当につらいのである。そもそもプレゼンならその部屋の人間に伝わるそこそこデカめの声出してるのにそれ以上となるととてもキツい。

 

プレゼンとかの発表の類いでありがちなのが、カンペに夢中になりすぎる、というのは多い。

もうめっちゃ多い。なんで?って思っちゃう。あなたの作ったパワポが既にカンペの役割を果たしている。一言一句の台本なぞ全くいらないのである。

これはスライドに書いてないけど言いたいなと思っていることだけメモしておけば十分だ。

間違っても自分の作った台本に振り回されてはならない。

「発表」を意識しすぎることはない。「相手に伝えたい」と思って話すことのほうがよっぽど重要だ。

 

あとはナチュラルに滑舌の問題だ。滑舌があまりに悪いと聞く気にならない。滑舌に問題がある人はまず滑舌を治しましょう。

 

プレゼンとか人数の多い前で喋るのは緊張する人も多いだろう。でも、人の顔などどうだっていい。自信を持って確信を持って話せばいいだけだ。

どうしても緊張してしまうなら、他の人の、興味ないプレゼンを聞かなければいい。そして、自分のプレゼンもどうせ興味ない人は聞いてないだろうなと考える。実際聞いてないだろうし。ネガティブな考え方だが、案外使える。そもそも緊張しがちの人はネガティブ思考なのでこの考え方は都合がいい。

 

「話す」という行為は、簡単に自分を表現することができて手っ取り早い。これを上手く使えれば自分をよく演出できたり、意志を強く伝えたり、場をうまくおさめたり、様々な用途に使える。

その話し方で相手は理解してる?言いたいことが正しく伝わってる?同じ内容を話していても話し方次第で相手の捉え方は変わってくる。

ぜひ、「自分の話し方」に意識を置いてみてほしい。