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カレン素数の日記

1000文字程度の文章をぼちぼち更新しています。暇つぶしの読み物にどうぞ

私が髪を伸ばす理由

基本私の髪はいつも長い。今は胸あたりまである。大体いつも鎖骨から胸くらいの長さで上下するばかりだ。

高校時代に1度何を思ったのかバカみたいなこけしヘアになったが、あれが最短である。それでも顎くらいのボブカットだ。

もっと短くベリーショートにしたい、とたまに思うけれど結局しない。顔に似合わないかも、と思うからという理由もあるけれど、実はもっと本質的な理由がある。

 

急に話が変わるようだが、私は背が高い。167cmなので、女にしては、という程度だが平均身長にくらべると高い方だ。

 

また話が変わるが、私はとんでもないレベルの運動音痴である。50メートル走が10秒かかる。運動センスがなく、スポーツの全ての動作において違和感が溢れている。球技が特に酷い。バレーはサーブが入ったら拍手喝采ものだし、バスケなんて狙った通りにパスできたことは1度もない。

 

さて皆様、「背が高くてベリーショートの女」を想像してほしい。

この女、「運動センスがある」と思いませんか?確実に、バレーとかバスケとかやってた過去を持っている女になると思う。「格好良い」って言葉の良く似合う、可愛いと言うよりかは美人って感じの。

 

つまり、私が髪を切らないのは「背が高くてベリーショートの運動音痴」をこの世に生み出してはならない、という責任感からである。

そんなこの世の摂理に反するような生命体を生み出すなんて犯罪は犯してはならない。一体誰がそのようなちんちくりんの生命体を見てみたいと思うだろうか。キリンの首がついたトイプードルにも負けないちぐはぐさ。ミスマッチにも程がある。

つまり、私が髪を伸ばす理由とは、髪を切らない理由の明確さゆえである。

 

ここ数年はベリーショートにしたい欲が消えつつある。

胸までのロングで内巻き気味、前髪はぱっつんっていうのが「私のスタイル」として確立しつつあるのをなんとなく感じているからだ。高校を卒業して、髪を好きな色に染められるようになったのも大きな要因だと思う。なんだかんだでこの髪型が1番似合ってるような気がするし、変にはねたりしないのでケアも楽だし、との理由が積み重なり総合点が高い。

 

私の運動音痴が治らない限り、私は髪を短く切らない。私の運動音痴は治る気配がない。多分ずっとこんな感じのヘアスタイル。少なくともベリーショートにはしない。いつかおばあちゃんになって、運動センスがあるだとかないだとか、格好良いとか悪いとかの問題がなくなってしまったら、短く切ってみてもいいかもしれないけれど。